・挨拶すら無視。話し掛けても無視
・平然とみんなの前で私の悪口を言う
・私のあること/ないことを院内で言いふらされる
もー!!イライラするな!
どうしたの、急に?
実はね、お局が「私が気分屋で男好きで、入職したばっかりで人の男を略奪した」と嘘の噂を広めてるの。。
それ、ひど過ぎる!!
もう、人間性が狂ってるよね…
どうしてそんなことできるんだろう。。
どんな生立ちでお局になっちゃったんだろうね?
ちょっと気になるな…
お局の生立ちには3つの要因があると言われてるの!
① 同期の看護師が誰も残っていない
② 病院全体がブラック職場
③ 幹部職員がダメな分だけ力んでる
なるほど!そうなのね。
ちょっとでもお局の生立ちが分かると、お局対処法も出てくるかも!
今回はお局様に直接インタビューした内容をもとに、その生立ちをまとめました。
今回、お話を聞かせて貰ったお局様は、この方!
・お局が誕生してしまった3つの原因
・お局の心の声は?どう接して欲しいのか
・お局の対処法
お局払い「みな」
✔️ アラサー(まだ20代)看護師
✔️ 総合病院1年半、クリニック6年目勤務
✔️ 社会1年目にお局いじめ被害を受けて転職
✔️ お局の対処法/心の持ち方/心理を日々研究してます!
✔️ 日々、最新のお局情報をアップデート中!
今の職場ではどんな”お局様”なのか
まず初めに、今回インタビューさせて貰ったお局Tさんが、職場ではどんな振る舞いをしている人なのか紹介します。
お局Tさんが、どんなことをしていたかと言うと…
・仕事を依頼ではなくて「やれ!」と命令
・私たちを無視する。挨拶さえ無視
・分からなくて困っていて、質問しても無視
やっぱりお局様ー!
そうなの。でもお局Tさん本人は全くその認識がないようで。。
うは…。やばいね。記憶が歪んでるのかな。
実はその理由、今に至るまでのお局の生立ちが分かると理解できるの!
そのお局の生立ちって気になる…!
ここからはお局Tにインタビューした内容を公開します!
お局様のお局「大お局様」の存在
Tさんが若い頃もお局がいましたか。
いました。
私が働き始めた昭和の時代は今と違って、もっとヒドイお局様のいじめでした。
具体的にはどんな?
例えば、 現代のようなお局いじめは当たり前で、
今だと一発でアウト…
当時はもちろん辛くて、何度、仕事を辞めたいと思ったことか。
でも昭和の時代は、そんな簡単には逃げられなかったし、耐えるのが美徳と考えられていた。
結局は最後まで耐えて生き残れた人だけが今も残ってるイメージ。
昔よりはマシだと思うけど、私たちの当たり前が今の子たちにとってはいじめに感じたりするのかも。
逆に耐えられなかった心の優しい人たちは、もう看護業界には残っていない。
確かに、当時の心の優しい人たちはもう絶滅してる…
・現代のお局は、過去の非道ないじめに耐えられた生き残り
・今の嫌がらせは、彼女らの嫌がらせには入らない
お局化してきてしまったキッカケ
そんな劣悪な環境下で育ったとはいえ、みんながみんなお局になった訳ではありません!
どうしてお局になってしまったのか。
そのキッカケを探りました!
どうしてお局と呼ばれるようになったのか
ご自身が何がキッカケで
「お局」になったと思いますか。
とにかく継続して一緒に働ける仲間がいなかったことかも。
私より年上のベテランでさえも、入ってきて数ヶ月でメンタルを壊して辞めて行きました。
結果、私が今の立ち位置になりました。
他に後輩に教える指導者がいなかったし。
どうして、みんな仕事が続かなかったのでしょうか
やっぱり、当時のお局からのいじめはヒドイいし、業務量も多いし
気付けば、みんな次第にメンタルを壊し退職してしまいました。
上司はお局をコントロールできなかったんでしょうか
上司たちは常に自分たちのことしか考えていなくて、
現場の業務のことは一切関わってくれませんでした。
つまりは放置!
だからこそ私が代わって現場の舵を切りました。
今回の実話からも分かるように、
3つの要因が揃うとお局が誕生してしまいます!
① 同期の看護師が誰も残っていない
② 先輩も同期も辞めるくらい、病院全体がブラック職場
③ 幹部職員がダメな分だけ、とっても力(りき)んでいる
それぞれを解説していきます!
① 同期の看護師が誰も残っていない
まだお局が若かりし頃、先輩お局のいじめを受けて、お局以外のまともな看護師はみんな、病院を去って行きました。
気付けば同期は誰も残っていなくて、残るはお局が1人だけ。
お局はそんなストレスに耐え続けて勝ち抜いてきた、選ばれし者なんです!
当時の上司の愚痴を話せる仲間もおらず、コミュニケーションを取らずに孤独に生きてきました。
病院外にも友達はおらず。
結果として氷のようなメンタルを持つお局が誕生してしまいました。
② 病院全体がブラック職場
じゃあ、どうしてそんなに同期が去っていったのか?
それは病院全体がブラック職場であるから。
仕事量が多すぎて、みんな余裕がない。
そして心がすさんで行ってしまって、みんな辞めてしまう。
残された人は今まで以上の業務を、今までよりも少ない人数でこなしていくことに。。
そうやって次第に職場を去っていく。
③ 幹部職員がダメな分だけ力んでる
じゃあ、どうしてそんなに病院全体がブラックなのか?
それは幹部職員がダメダメで、病院全体をマネジメントできていないから。
だからその分、「私がこの病院の看護を背負うんだ!」とお局は力んでいるんです!
完璧主義で妥協を許さない。
そして看護師としての使命は絶対!
頼れる先輩や同期がいなかったからこそ、
弱音を誰にも吐かず、頼りもしない、尖ったナイフのような看護師になってしまいました。
まともな看護師が残れないような環境下で生き残ってきた。
つまりお局は、劣悪な環境でなるべくしてなった戦士かもしれません。。
お局が望む接し方とは
こういった生立ちで誕生したお局たちが、私たちにどんな接し方を望んでいるのか。
後輩たちをどう思っているのか
まず始めに、
後輩たちに対してはどう思っていますか。
基本的に彼女らZ世代は何を考えているかが本当に分かりません。
伝え方も、私たちの時代とは全然違うみたい。
ただ私はあくまで私は”当たり前のこと”を言っているだけで、いじめや嫌がらせをしているつもりはない。
その当たり前は、具体的にはどんなことですか。
例えば、
きちんと挨拶する、
ナースコールは積極的に対応する、
1度教えたことはメモしておくとか。
恐らく、お母さんのような注意をするのでお局と呼ばれるのだと思います。
昭和の考えしかしらないお局にとって、Z世代の考え方は未知すぎて接し方が分からない
後輩からはどう接して欲しいか
いつもお局への接し方が分からずに、悩んでいる人も多いかと思います。
そこでお局が理想と考える、後輩たちの接し方を聞いてみました!
後輩たちからは、どう接して欲しいですか。
私が言っていることは、
病院の方針ですので、
すべてを素直に聞き入れてほしいです。
あとは壁を作らずに
グイグイきてくれたら嬉しいし、
私からも接しやすいです。
先輩自らコミュニケーション取りに行かないんですか。
私は口下手なので、そこまでは求めていないのです。
それに私はこれまでの経験もあるので、敢えて後輩とコミュニケーションを取る必要はないんです。
特に新人の時期は信用していないので、仕事もお願いできないので、話し掛けることもない。
でも本当は後輩育成の観点から会話は必要になるので、せっかく話し掛けてきちんと教えたのに、「お局」と言われたり、メモすらせずにまた聞いてくる人もいる。
だから後輩との接し方が分からず、逆に向こうから来て欲しいと思っています。
お局は自分=リーダー=病院の方針だと思っているので、後輩には素直に話を聞いて欲しいし、グイグイ来てほしい。
今回の話からお局の心の内側が分かりました!
・お局の考えを指摘してくれる仲間がいなかったので、自分の考えが正しいと信じて疑わない
・後輩との接し方が分からない
じゃあ、どう対処するべきなのかを最後に紹介します!
生立ちから分かるお局への対処法は?
お局の本音を踏まえた対処法は二つあります!
・お局の考え方を正すためにも、上の人を巻き込んで指摘する
・とにかくお局に話し掛け続ける
それぞれエピソードを交えて紹介します。
お局の考え方を正すためにも、上の人を利用して指摘する
お局は後輩からミスを指摘されてしまうと、プライドに傷がつくの。
その結果、自分のミスを認めないばかりか、いじめがより悪化してしまう。
そうならないためにも、お局よりも上司を一緒に巻き込むことが大事!
エピソードを紹介します!
お局は医療器具の選択や使い方について、お局が間違えた選択をすることが多々。私が正しい正しい使い方をしているのに、イチイチ私が間違っているかのように、嫌味を言ってくる。私が指摘しても絶対に聞いてくれないので、師長にチクリにいきました。師長にはこっそりと「正しいやり方を教えて欲しい。みんなで共有できるように申し送りノートに書いて欲しい」と依頼。
後日、ノートに書いてくれて、知識の訂正をしてくれました。そして「申し送りノートにも書いとくね」と全員に正しいことが伝わるようにしてくれました。
おかげで、間違った人がいても、「どっちだったかなぁ?(←新しいことと古い事が混乱しているフリして)あっ、ノート見てきまーす」とノートをとってきて見せてました。
決して自分の正しさは押し付けないことで、受け入れやすい空気作りをしました。
そうやってじわじわと周りからお局の考えを正していきました!
お局は自分の考え方を指摘してくれる人がいなかったため、考え方を更新するのが困難です。
上司を巻き込むのがポイントです!
お局に話し掛け続けると評価が変わる
お局は本音では話し掛けて欲しいと思っています。
ただ誰でも気軽に話しかけて欲しいかと言うと、答えはNGです!
新人に対しては、まだ知識も技術もないのでお局が信頼しておらず、お局は心の扉を閉じてしまいます。
だからこそ、お局に話しかけ続けてアピールしていくのが有効です!
一番効果的だったのがひたすら声をかける事でした。
最初はお局にダブルチェックを依頼しても無視されてしまい、落ち込み、しばらく話しかける事も出来ませんでした。でも新人同士で話し合いそれでもひたすら声をかける事を決めました。
すると、お局の方も少しずつ会話をしてくれるようになり「あの時は新人で信用もできなかったから話したくなかったけど案外いい子達だった」と話してくれました。それ以来、関係性は良好になりました!
お局からは後輩に対して話し掛けられないため、放置しているといつまでも関係性は変わりません。
でも後輩から話し掛け続けて貰えると、次第に心の扉が開かれていき、信頼関係が築かれていきます。
さいごに
どんな生立ちでお局になったのか。
お局自身も先輩お局にいじめられながら、生き抜くことができた人種です。
そして先輩に対する接し方が昔と今だと全然違う。
その時代の変化に気付けていないお局がほとんどだし、”変化”もできません。
これまで誰もお局の考え方を訂正してくれなかったし、信頼できる仲間もいなかった。
その結果、自分の考えが一番正しいと信じて、考え方が凝り固まってしまっています。
現代のお局は”時代が作り出した産物”なのかもしれません!